外科/下肢静脈治療センター

概要

松下貴和
外科部長
松下 貴和
武田亮二
下肢静脈治療センター
センター長  武田 亮二

当科は日本外科学会および日本消化器外科学会の認定施設です。消化器外科、一般外科疾患(ヘルニア・下肢静脈瘤)を中心に診察し、救急疾患にも幅広く対応しています。ガイドラインおよび最新のエビデンスに基づいた治療を行っていますが、あくまでも患者さん本位の治療を基本とし、常に患者さんおよびご家族と十分な話し合い、納得していただいた上で治療方針を決定しています。
腹部手術では、腹腔鏡手術を基本とし、緊急手術でも傷を小さくするためにも可能な限り第一選択としています。また、2022年11月より直腸がんにおいて、2023年7月より結腸がんにおいて 手術支援ロボットを導入しています。一方、病状によっては最善の治療が外科手術だけとは限りません。このため 消化器内科 放射線科 および病理検査とも連携を密にし患者さん一人ひとりの治療をベストなものにさせていただくようカンファレンスを随時行っています。手術は合併症をできるだけ減らすように腐心し、手術のあとはクリニカルパスにのっとり医師だけでなく看護師、薬剤師、リハビリ、事務方まで幅広いチームを組みバックアップしていくことで、がんセンターの入院期間とほぼ同じ程度に設定させていただいております。

診療内容

消化器外科

食道・胃・十二指腸(上部消化管)、小腸・大腸(下部消化管)・肝臓・胆のう・胆管・膵臓(胆肝膵)、脾臓・腹膜の病気など、おなかの中の病気と消化器の病気の外科治療および消化器がん化学療法。

診療方針

消化器疾患に対しては、体に大きな傷をつけずに、数箇所の小さな傷で手術できる腹腔鏡下手術を広く行っています。急性虫垂炎や胆石症ではほとんど全症例で、胃がんや大腸がんでは約8割の症例で、腹腔鏡下手術を行っています。また、2022年11月より直腸がんにおいて手術支援ロボットを導入し、結腸がんにおいてもロボット手術を行う体制を整えています。
腸閉塞症などの救急疾患にも腹腔鏡下手術の適応を拡大しています。最近では、1カ所だけの小さな傷(数センチ)で手術ができる単孔式腹腔鏡下手術を、急性虫垂炎や胆石症の手術で導入しています。もちろん、疾患を治療することが手術の目的なので、低侵襲であることに重点を置きすぎて、疾患の治療自体が甘くなることは絶対に許されません。そのために私どもは、低侵襲治療と標準的治療の両立のための研究と技術的研鑚(さん)を忘れることはありません。

一般外科

そけいヘルニア、腹壁のヘルニア、外傷による臓器損傷など。

脈管外科

下肢静脈瘤や深部静脈血栓症といった下肢静脈疾患やリンパ浮腫の診断、治療。下肢静脈瘤治療は、従来からの圧迫療法、硬化療法、結さつ術、ストリッピング術に加えて、血管内レーザー治療を導入し1000肢以上治療。下肢静脈性潰瘍の治療としてSEPS(内視鏡下筋膜下穿通枝手術)も行っています。

外来担当医一覧

対応疾患

腹部臓器

(食道、胃、十二指腸、小腸、結腸、直腸、肝臓、胆のう、胆道、膵臓、脾臓、腹膜)の良性疾患・悪性疾患(下記)

そのほか

がん情報ページ

手術の長期成績

手術の長期成績については下記よりご確認ください。

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肝臓がんの検査・治療

肝臓がんの検査・治療については下記よりご確認ください。

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腹腔鏡手術について

腹腔鏡手術については下記よりご確認ください。

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ロボット手術について

ロボット手術については下記よりご確認ください。

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