冊子『学ぼう! 糖尿病のイロハ』

「はじめて糖尿病と診断された方」や「ご家族に糖尿病の人がいる方」、あるいは「健診などで糖尿病の予備軍といわれた方」に、糖尿病についてより良く知っていただこうと考え、当院で糖尿病に関わる医療スタッフのメンバーで総力をあげて、糖尿病に関する情報『学ぼう! 糖尿病のイロハ』を作成しました。

糖尿病は、初期の段階では、ほとんど症状がありませんが、放っておくと場合によっては、合併症で日常生活が損なわれることがあります。あらかじめ、糖尿病について理解を深め、予防や治療をすることで、健やかに年を重ねていくことが可能となります。最近では、当院の外来に90歳以上の糖尿病の方がお元気で通院されることも珍しくありません。これから医学はまだまだ発展すると予想されますので、少しでも良い状態で10年を過ごせば、そのころにはまた新しい医療でより健康な未来が訪れると信じております。

現在、日本は超高齢化社会で世界のトップを走っています。しかし、最近の報告では、65歳以上の人の身体能力は10年前と比べて5~10歳、若返っていることが示されています。『学ぼう! 糖尿病のイロハ』をお読みの方々もご自身の年齢から10歳若い自分を想像し、これからの療養に取り組んでいただければ幸いです。

2015(平成27)年9月1日
洛和会音羽病院
糖尿病・内分泌・生活習慣病センター

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