京都下肢創傷センターにおける治療例

症例1

80歳代 男性/糖尿病性の足潰瘍/感染あり



第4、5中足骨に骨髄炎あり、腐骨摘出により、その後定期的にデブリードメント(※)
  • 壊死(えし)した組織を切除すること

センターでの治療開始後、6週間で治癒

症例2

60歳代 女性/糖尿病に起因する血流障害により、圧のかかりやすい踵に骨まで達する創傷を発症/骨髄炎あり



下肢血流バイパス術、腐骨摘出術を施行/定期的なデブリードメントにより、壊死組織を除去し、肉芽形成を認める/後に植皮術を施行

植皮部分が生着し、上皮形成と認める/治癒

症例3

60歳代 男性/静脈不全に伴う創傷



浮腫の管理と定期的なデブリードメントにて創傷面の治癒傾向を認める

治癒

症例4

糖尿病性による神経障害あり/靴擦れにより、慢性創傷へと進行し、蜂巣炎を伴う



感染した腱を取り除き、徐々に肉芽形成が進む

植皮術施行後、治癒

(画像提供 ミレニア社)