心臓内科・不整脈科 / 洛和会京都心臓病センター

心臓内科

心臓内科では狭心症や心筋梗塞、下肢閉塞性動脈硬化症、心不全、不整脈、高血圧などの循環器疾患の診断・治療だけでなく、心臓リハビリテーションを含めた二次予防を積極的に行うことで、再発予防や再入院予防、QOL(生活の質)の改善に取り組んでいます。
急性期治療については、 救命救急センター・京都ER と2室のカテーテル室(心臓専用と汎用)を整え、循環器内科医も24時間365日病院に常駐しており、循環器救急に迅速に対応しています。
また、狭心症や心筋梗塞に対する心臓カテーテル治療の成績は飛躍的に向上していますが、通常の風船治療では治療が困難な石灰化病変や、術後の抗血栓療法による出血などが問題となっています。そこで当施設ではダイヤモンドバックやロータブレーター、エキシマレーザー、DCA(方向性冠動脈粥腫切除術)などの特殊カテーテルを使い分けて石灰やプラークのデバルキングを適切に行うことで、ステント拡張不良や過剰なステント留置を回避し、さらなる治療成績の向上や抗血栓療法の短期化を目指しています。

当院では24時間365日、心疾患を発症した患者さんを受け入れ、治療を行っています。心臓血管外科医・心臓内科医・関連スタッフが一体となって「ハートチーム」を結成し、患者さんの診療を行っています。

「ハートチーム」での心疾患治療

特殊カテーテル・治療・検査

  • ローターブレーダー
  • ダイヤモンドバック
  • エキシマレーザー冠動脈形成術
  • DCA(方向性冠動脈粥腫切除術)
  • クライオバルーンアブレーション
  • FFR-CT
  • FFR-Angio
  • Coroflow

2023年の診療実績

1年間で入院加療された患者さんの数:1,449人

  • 狭心症:585件
  • 下肢閉塞性動脈硬化症:186件
  • 心不全:253件
  • 不整脈:181件
  • 陳旧性心筋梗塞:68件
  • 急性心筋梗塞:81件
  • その他:95件
  • 心臓カテーテル検査:1,558件
  • 心臓カテーテル治療:518件
  • 末梢血管カテーテル治療:300件
  • カテーテルアブレーション:88件
  • デバイス植込術:27件
  • デバイス交換術:34件
  • シャント血管形成術:39件

治療件数推移

心臓カテーテル治療件数

末梢血管カテーテル治療

カテーテルアブレーション件数

臨床研究に関して

臨床研究に関しては下記をご確認ください。