京都口腔健康センターでの睡眠時無呼吸外来

対象となる方

診療での検査の結果、睡眠時無呼吸症候群と診断を受け、CPAP適応外や脱落により、歯科口腔外科的なアプローチの必要がある方。

治療の流れ

初診日に自覚症状についてのアンケート、口腔内診査(虫歯・歯周病のチェック)、X線撮影を行い、歯科治療の必要がないかなどを確認いたします。歯科治療が必要な場合は、近隣の歯科医院さまへの紹介状を作成いたしますので、歯科治療終了後に、京都口腔健康センター・担当口腔外科医の再診予約をお取りください。

スリープスプリント(OA:Oral Appliance)

顎の骨の位置異常(小顎症など)がなければ、スリープスプリント(OA)と呼ばれるマウスピースを作成します。

  1. 歯型をとります。
  2. 上あご・下あごにマウスピースをそれぞれ着けた状態で、寝るときの下あごの位置決めを行います。
  3. 出来上がったマウスピースを調整し、着け外しの練習を行い、就寝時に使用していただきます。
  4. 継続して使用できているか確認し、問題があれば調整します。継続して使用可能であれば、紹介元の先生へ、睡眠時無呼吸の再評価をしてもらいます。
  5. 再評価で、睡眠時無呼吸が改善されていれば、マウスピースを継続して使用していただきます。改善が少なければ、京都口腔健康センターで再度調整いたしますので、担当歯科医師の再診予約をお取りください。

※マウスピースの寿命は、個人差がありますが、およそ2年程度での交換をお勧めします。修理で対応可能な場合と新製が必要な場合があります。

顎矯正手術

顎の骨の位置異常(小顎症など)が原因で、睡眠時無呼吸が生じている場合に適応される外科手術です。連携矯正歯科医院へ紹介し、顎変形症に対する外科的矯正治療として治療を行います。
スリープスプリントが装着時しか有効でないのに対し、本手術は恒久的なものであり、上あごと下あごを前に出し、半永久的に気道を広げた状態を保ちます。なお、手術の際は1週間程度の入院・術後リハビリが必要です。
この手術は根本治療となる可能性があり、噛み合わせが良くなるなどのメリットがある反面「手術後の痛み」「神経マヒ」「顔の形が変わる」などのデメリットもあります。手術は、全て口の中からのみ行い、上あご・下あご、および、オトガイ部(下あごの先)を前方にそれぞれ移動させることで、気道を拡大します。手術前後の矯正期間を含め、およそ3年程度の治療期間が必要であり、ほぼ全ての歯が残っていることが条件となるため、適応される患者さんの大部分は10代後半~50歳代となります。

初診時
LeFort I型骨切り術、
下顎枝矢状分割法術後
抜釘、オトガイ形成術後

受診予約について

初診の際は、京都口腔健康センターに直接お電話でご予約ください。

京都口腔健康センター直通

電話番号

075-5931-329

受付時間

8:30~17:00 (直通)

  • 土・日曜日、祝日、年末年始(12月30日~1月3日)を除く

再診の際は、予約センターにてご予約ください。

予約センター(フリーダイヤル)

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受付時間

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