ここ20年の間で乳がんの治療は大きく変化しました。エビデンスに基づくガイドラインが整備され、術後経過観察の方法も大きく変貌を遂げています。
乳がんの患者さんの術後フォローアップでは、患者さん自身によるセルフチェックと問診が重要です。というのも、再発をされた患者さんは何らかの自覚を持たれていることが多いことがわかっています。そこでセルフチェックとかかりつけ医の問診に重点を置いた、今までの連携手帖とは全く異なる「私の通院手帖」を作成いたしました。
手帖による連携で、患者さんの待ち時間や通院の負担が軽減され、かかりつけ医を定期受診する機会が得られることは、患者さんにとって大きなメリットだと考えています。
よりよい手帖、よりよい連携の形をかかりつけ医の先生方と一緒に作っていきたいと考えています。