当院のチーム医療
チーム全体で共通のゴールを目指しています
当院では、多職種の専門職(医師、看護師、理学療法士、作業療法士、社会福祉士、管理栄養士、歯科衛生士、薬剤師)が所属しています。チーム医療では、医療に関わる多職種が患者さんの病状に応じてチームを組み、意見を交換しながら患者さんの置かれている状況を分析し、心身ともに健やか生活が送れるよう、治療とサポートを進めていきます。それぞれの専門的な視点から集めたきめ細かい情報をもとに、チーム全員で治療・機能回復のための計画を立て、カンファレンスなどで質の高い専門的技術を提供し合いながら、チーム全体で共通のゴールを目指しています。
チーム医療の目的
人の身体は単なるパーツの集合体ではありません。 気持ちが落ち込むと身体の機能が低下し、心が生き生きしていると健康的に過ごすことができます。このように、身体と心はつながっているため「病んでいる部分」だけではなく、心理面や社会的側面も含めた「その人全体」をケアしなければなりません。患者さん個々に合った医療を提供するためには、医療専門職間のチームワークが必要となります。 また、患者さんの多様な医療ニーズに対応するため、病院だけではなく在宅での医療も重要になっています。特に、超高齢社会(65歳以上の高齢者が人口の21%以上を占める社会)では、病院内だけではなく介護・高齢者福祉と医療の連携、情報の共有化も求められます。当院では退院後も医療ソーシャルワーカー(MSW)や介護部門と連携し、情報共有を行いながら在宅での生活支援につなげます。