病院指標
2023.9.26 更新
医療の質を示す指標
当院は、日本病院会QIプロジェクトに参加し、自院における医療の質の改善を図っております。
令和5年度 洛和会音羽病院 病院指標
年齢階級別退院患者数(診療科別患者数上位5位まで)
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年齢区分 | 0~ | 10~ | 20~ | 30~ | 40~ | 50~ | 60~ | 70~ | 80~ | 90~ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
患者数 | 541 | 208 | 324 | 294 | 471 | 836 | 1232 | 2852 | 2618 | 798 |
当院は、地域医療支援病院として、質の高い医療を地域の皆様・幅広い年齢層の患者さんに提供しております。
当院が位置する山科地区は高齢者が多く、当院でも70歳以上の入院患者の割合が61.6%となっています。
年代別の多い疾患を確認すると0歳~9歳では気管支炎・肺炎・喘息、10歳代では顎変形症・頭蓋内腫瘍・頭蓋骨および顔面骨骨折、20歳代では顎変形症・急性虫垂炎・扁桃及びアデノイドの慢性疾患、30歳代では顎変形症・子宮筋腫・子宮頚の異形成・既知の母体骨盤臓器の異常又はその母体ケア、40歳代では子宮筋腫・その他及び部位不明の性状不詳又は不明の新生物〈腫瘍〉・顎変形症・乳癌、50歳代では狭心症・肺癌・乳癌、60歳代では狭心症・肺癌・脳梗塞、70歳代では狭心症・肺癌・脳梗塞・心臓および血管のプロステーシス、挿入物及び移植片の合併症、80歳代では狭心症・心不全・大腿骨骨折、90歳以降では誤嚥性肺炎・心不全・大腿骨骨折が多くなっています。
診断群分類別患者数等
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DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
110310xx99xxxx | 腎臓又は尿路の感染症 手術なし | 27 | 25.63 | 13.52 | 3.70% | 80.81 | |
040081xx99x0xx | 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし | 24 | 33.38 | 20.60 | 12.50% | 84.67 | |
110290xx99x0xx | 急性腎不全 手術なし 手術・処置等2 なし | 11 | 65.00 | 14.36 | 9.09% | 79.82 | |
100391xxxxxxxx | 低カリウム血症 | 11 | 15.00 | 13.05 | 0.00% | 69.82 | |
070510xx99xxxx | 痛風、関節の障害(その他) 手術なし | 10 | 15.80 | 12.38 | 0.00% | 77.90 |
- 総合内科では、内科疾患のなかでもよくある病気(感冒、肺炎、胃腸炎など)や、よくある症状(発熱、体重減少、咳、頭痛、腹痛など)の診療全般、一般的な健康維持に関わる問題(血圧、コレステロール、血糖など)の診療と、感染症、リウマチ、膠原(こうげん)病の診療を主に行っています。
- 誤嚥性肺炎は、当科の入院患者さんの中で最も数の多い疾患です。この疾患は脳卒中や認知症により飲み込む(嚥下)能力が低下し、肺に食物ひいては口腔内の菌が入ることで生じる感染症です。入院の上、抗菌薬の点滴治療が必要になります。
- 尿路感染症、急性腎不全、心不全がそれに続きます。
- 少ないですが膠原病(関節リウマチ、全身性エリテマトーデス等)の治療も行っています。
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DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
110310xx99xxxx | 腎臓又は尿路の感染症 手術なし | 73 | 18.00 | 13.52 | 6.85% | 79.86 | |
180010x0xxx0xx | 敗血症(1歳以上) 手術・処置等2 なし | 43 | 28.19 | 20.03 | 18.18% | 81.56 | |
080010xxxx0xxx | 膿皮症 手術・処置等1 なし | 39 | 18.54 | 12.88 | 2.56% | 71.31 | |
040081xx99x0xx | 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし | 30 | 23.63 | 20.60 | 23.33% | 85.43 | |
060340xx99x0xx | 胆管(肝内外)結石、胆管炎 手術なし 手術・処置等2 なし | 12 | 15.00 | 9.55 | 0.00% | 87.67 |
- 感染症科では、多臓器やほかの診療科にも関わる感染症の諸問題に対して、各科・各部署との連携を取りながら診療を行っています。
- 感染症科で多い症例は、尿路感染症、敗血症、蜂窩織炎などの皮膚の感染症などです。
- 誤嚥性肺炎の平均年齢が85.4歳と高齢化であり、在院日数も長期化する傾向があります。
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DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
040090xxxxxxxx | 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) | 98 | 4.55 | 5.96 | 0.00% | 1.57 | |
0400801199x00x | 肺炎等(1歳以上15歳未満) 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 55 | 5.07 | 5.62 | 1.82% | 3.36 | |
040100xxxxx00x | 喘息 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 43 | 4.65 | 6.37 | 4.65% | 3.14 | |
060380xxxxx0xx | ウイルス性腸炎 手術・処置等2 なし | 36 | 3.17 | 5.64 | 0.00% | 5.17 | |
040070xxxxx0xx | インフルエンザ、ウイルス性肺炎 手術・処置等2 なし | 29 | 3.79 | 5.86 | 0.00% | 4.72 |
- 小児科(0歳~15歳未満)では、急性気管支炎・急性細気管支炎による入院が多くなっています。
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DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060210xx99000x | ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 54 | 9.56 | 8.95 | 0.00% | 76.09 | |
060160x001xxxx | 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 | 41 | 3.95 | 4.55 | 0.00% | 71.76 | |
060035xx010x0x | 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1 なし 定義副傷病 なし | 36 | 12.94 | 15.12 | 0.00% | 76.92 | |
090010xx011xxx | 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術・処置等1 あり | 31 | 11.52 | 15.21 | 0.00% | 74.42 | |
060150xx03xxxx | 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 | 29 | 4.76 | 5.29 | 0.00% | 39.76 |
- 部位別で集約すると胃癌34件、大腸癌(結腸(虫垂を含む)・直腸肛門癌(直腸S状部から肛門))96件、肝臓癌22件、乳癌52件の診療を行っています。
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DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
160800xx01xxxx | 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 | 211 | 44.46 | 25.50 | 72.77% | 84.26 | |
070230xx01xxxx | 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 | 62 | 18.08 | 21.96 | 85.48% | 76.31 | |
07040xxx01xxxx | 股関節骨頭壊死、股関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 | 57 | 20.14 | 19.55 | 68.42% | 71.77 | |
070343xx97x0xx | 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 その他の手術あり 手術・処置等2 なし | 55 | 17.55 | 15.66 | 32.73% | 69.80 | |
070343xx01x0xx | 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) 前方椎体固定等 手術・処置等2 なし | 46 | 24.39 | 19.94 | 45.83% | 73.83 |
- 股関節大腿近位骨折は最も多く、骨折観血的手術・人工骨頭挿入術を合わせて211件実施しています。当院では、手術後、関連施設でのリハビリ継続治療を行っていただくため、転院率が比較的高い傾向があります。
- 脊柱管狭窄の入院症例は、脊椎固定術(前方)、その他の手術も含めると、合計132件の入院症例があります。
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DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060565xxxxx0xx | 顎変形症 手術・処置等2 なし | 143 | 7.54 | 7.48 | 0.00% | 27.83 | |
070010xx970xxx | 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) その他の手術あり 手術・処置等1 なし | 34 | 3.56 | 4.28 | 0.00% | 54.56 | |
160200xx02001x | 顔面損傷(口腔、咽頭損傷を含む。) 鼻骨骨折整復固定術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 あり | 25 | 3.96 | 6.30 | 0.00% | 36.64 | |
180060xx97xxxx | その他の新生物 手術あり | 24 | 5.13 | 5.77 | 0.00% | 46.13 | |
080006xx01x0xx | 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2 なし | 18 | 10.83 | 7.22 | 0.00% | 78.00 |
- 骨軟部の良性腫瘍の治療件数は42件あり、短期入院により治療しています。
- 乳房の悪性腫瘍については、組織拡張器による再建手術やゲル充填人工乳房を用いた乳房再建術も実施しています。
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DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
160100xx97x00x | 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 40 | 45.35 | 9.88 | 10.00% | 77.88 | |
010040x099000x | 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 34 | 57.29 | 19.09 | 52.94% | 65.82 | |
010030xx9910xx | 未破裂脳動脈瘤 手術なし 手術・処置等1 あり 手術・処置等2 なし | 20 | 2.85 | 2.95 | 0.00% | 67.80 | |
010200xx99x00x | 水頭症 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 17 | 7.35 | 6.45 | 0.00% | 75.76 | |
010200xx01x00x | 水頭症 水頭症手術 脳室穿破術(神経内視鏡手術によるもの)等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 16 | 22.75 | 18.96 | 6.25% | 71.81 |
- 非外傷性頭蓋内血腫については、一定期間当院で治療後、関連施設等へ転院の上、継続治療を実施していただいています。
- 頭蓋内損傷手術実施症例44件は、外傷性慢性硬膜下血腫の患者さんに対し、慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術を実施しています。
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DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
040040xx97x00x | 肺の悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 46 | 11.02 | 9.89 | 0.00% | 70.85 | |
040200xx01x00x | 気胸 肺切除術等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 13 | 9.15 | 9.54 | 0.00% | 25.62 | |
160450xx99x10x | 肺・胸部気管・気管支損傷 手術なし 手術・処置等2 あり 定義副傷病 なし | - | - | 10.81 | - | - | |
040030xx01xxxx | 呼吸器系の良性腫瘍 肺切除術 気管支形成を伴う肺切除等 | - | - | 8.53 | - | - | |
040040xx99040x | 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし | - | - | 8.33 | - | - |
- 肺癌に対する手術は主に身体への負担が少ない胸腔鏡下手術を実施しており、入院期間の短縮に繋がっています。
- 手術後の経過観察中に肺癌が再発した場合は、主に呼吸器外科が化学療法や放射線療法を行います。その他の肺癌に対する化学療法や
放射線療法は主に呼吸器内科が担当しています。
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DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
050163xx03x1xx | 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 ステントグラフト内挿術 手術・処置等2 1あり | - | - | 14.70 | - | - | |
050161xx9901xx | 大動脈解離 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 1あり | - | - | 20.58 | - | - | |
050080xx0101xx | 弁膜症(連合弁膜症を含む。) ロス手術(自己肺動脈弁組織による大動脈基部置換術)等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 1あり | - | - | 21.53 | - | - | |
050161xx97x1xx | 大動脈解離 その他の手術あり 手術・処置等2 1あり | - | - | 28.09 | - | - | |
050163xx97x0xx | 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 その他の手術あり 手術・処置等2 なし | - | - | 7.19 | - | - |
- 非破裂性大動脈瘤・解離性大動脈瘤などの治療については、開胸手術より身体への負担の少なくかつ在院日数も短いステントグラフト内挿術を実施しています。
- その他、弁膜症・冠動脈疾患・大血管・成人心臓血管外科症例全般を診療しています。
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DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060235xx97xxxx | 痔瘻 手術あり | 30 | 4.90 | 5.71 | 0.00% | 52.30 | |
060241xx97xxxx | 痔核 手術あり | - | - | 5.41 | - | - | |
060250xx97xxxx | 尖圭コンジローム 手術あり | - | - | 3.18 | - | - | |
060370xx9700xx | 腹膜炎、腹腔内膿瘍(女性器臓器を除く。) 手術あり 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし | - | - | 19.30 | - | - | |
060230xx97xxxx | 肛門周囲膿瘍 手術あり | - | - | 8.23 | - | - |
- 痔瘻については、全国平均入院日数より短い状況で対応しております。
- 痔核も同様に全国平均入院日数より短い状況です。
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DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
120060xx02xxxx | 子宮の良性腫瘍 腹腔鏡下腟式子宮全摘術等 | 31 | 5.65 | 5.93 | 0.00% | 44.68 | |
120070xx02xxxx | 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(腟式を含む。) 腹腔鏡によるもの等 | 28 | 5.82 | 6.00 | 0.00% | 47.89 | |
120260x001xxxx | 分娩の異常(分娩時出血量2000ml未満) 子宮破裂手術等 | 21 | 9.38 | 9.31 | 0.00% | 31.24 | |
120180xx01xxxx | 胎児及び胎児付属物の異常 子宮全摘術等 | 20 | 10.25 | 9.34 | 0.00% | 33.60 | |
12002xxx02x0xx | 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮頸部(腟部)切除術等 手術・処置等2 なし | 16 | 3.00 | 2.96 | 0.00% | 41.75 |
- 産婦人科で最も多い症例は、「子宮の良性腫瘍」でした。
- DPC名称「分娩の異常」は、切迫子宮破裂などによる帝王切開による分娩件数です。
- 当院の令和5年度分娩件数は303件です。
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DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
020160xx97xxx0 | 網膜剥離 手術あり 片眼 | 69 | 3.64 | 7.81 | 0.00% | 56.94 | |
020200xx9710xx | 黄斑、後極変性 手術あり 手術・処置等1 あり 手術・処置等2 なし | 55 | 2.84 | 5.67 | 0.00% | 70.18 | |
020110xx97xxx1 | 白内障、水晶体の疾患 手術あり 両眼 | 37 | 2.86 | 4.46 | 0.00% | 73.89 | |
020240xx97xxx0 | 硝子体疾患 手術あり 片眼 | 31 | 2.84 | 4.88 | 0.00% | 69.23 | |
020110xx97xxx0 | 白内障、水晶体の疾患 手術あり 片眼 | 31 | 2.35 | 2.54 | 3.23% | 76.23 |
- 眼科は、アイセンターとして、目の疾患治療に特化した施設があります。外来、手術室ともに患者さまの居心地を優先に考えたつくりになっており、そこに最新鋭の眼科検査機器と手術機器を装備しています。
- 眼科では、最も多い診断群分類は、白内障ですが、DPC対象症例でないため、上記の表に記載しておりません。
- 網膜剥離の手術が多くなっています。その他緑内障、硝子体疾患の診療を多数行っています。
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DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
030428xxxxxxxx | 突発性難聴 | 33 | 7.91 | 8.55 | 0.00% | 55.21 | |
030350xxxxxxxx | 慢性副鼻腔炎 | 33 | 5.21 | 6.02 | 0.00% | 50.18 | |
030390xx99xxxx | 顔面神経障害 手術なし | 30 | 7.93 | 8.71 | 0.00% | 62.20 | |
030230xxxxxxxx | 扁桃、アデノイドの慢性疾患 | 25 | 9.48 | 7.53 | 0.00% | 22.36 | |
030240xx99xxxx | 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし | 24 | 6.63 | 5.51 | 0.00% | 37.25 |
- 耳鼻咽喉科で多い症例は、突発性難聴、顔面神経麻痺、扁桃周囲膿瘍、慢性副鼻腔炎などです。
- 顔面神経麻痺、慢性副鼻腔炎については、全国平均入院日数より早期に退院できています。
- 甲状腺癌の入院症例は15件ございました。
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DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
010060x2990401 | 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 発症前Rankin Scale 0、1又は2 | 91 | 17.96 | 15.70 | 31.52% | 73.66 | |
010160xx99x10x | パーキンソン病 手術なし 手術・処置等2 1あり 定義副傷病 なし | 29 | 15.83 | 19.56 | 0.00% | 77.52 | |
010060x2990201 | 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 2あり 定義副傷病 なし 発症前Rankin Scale 0、1又は2 | 24 | 29.17 | 15.57 | 20.83% | 77.21 | |
01021xxxxx0xxx | 認知症 手術・処置等1 なし | 22 | 3.95 | 16.84 | 0.00% | 79.18 | |
010230xx99x00x | てんかん 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 18 | 5.94 | 7.19 | 31.58% | 60.06 |
脳神経内科では脳梗塞が最も多く、重症度などにより分類番号で分かれています。脳梗塞発症3日以内JCS10未満の状態で「手術・処置2 4あり」となっている症例については、脳梗塞を発症して虚血(血液が足りない状態)に陥ったときや血流が再開したとき、フリーラジカルが増加することが分かっています。
このときのフリーラジカルが脳細胞に障害をもたらすため、これを除去しなければいけません。そのために使用される薬として、エダラボン(商品名:ラジカット)があります。エダラボンは脳保護薬(フリーラジカルスカベンジャー)と呼ばれます。この薬を使用した症例が最も多くなっています。
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DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
080020xxxxxxxx | 帯状疱疹 | 77 | 7.99 | 9.29 | 0.00% | 68.48 | |
080010xxxx0xxx | 膿皮症 手術・処置等1 なし | 11 | 8.64 | 12.88 | 0.00% | 57.36 | |
080190xxxxxxxx | 脱毛症 | - | - | 3.31 | - | - | |
050180xx99xx0x | 静脈・リンパ管疾患 手術なし 定義副傷病 なし | - | - | 14.29 | - | - | |
080100xxxx0x0x | 薬疹、中毒疹 手術・処置等1 なし 定義副傷病 なし | - | - | 10.61 | - | - |
- 皮膚科の入院症例で最も多いのは、帯状疱疹です。全国の平均在院日数よりも若干短い日数となっています。
- その他、円形脱毛症、蜂窩織炎、アトピー性皮膚炎も症例に応じて入院加療を行っております。
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DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
110070xx03x0xx | 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2 なし | 99 | 5.73 | 6.85 | 1.01% | 76.98 | |
11012xxx02xx0x | 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術 定義副傷病 なし | 48 | 5.06 | 5.22 | 0.00% | 64.17 | |
110080xx991xxx | 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 あり | 37 | 2.43 | 2.44 | 0.00% | 71.62 | |
110200xx02xxxx | 前立腺肥大症等 経尿道的前立腺手術等 | 23 | 9.74 | 7.75 | 0.00% | 75.78 | |
110080xx01xxxx | 前立腺の悪性腫瘍 前立腺悪性腫瘍手術等 | 22 | 15.64 | 11.19 | 0.00% | 69.27 |
- 泌尿器科での入院症例で最も多い症例は、膀胱腫瘍の手術症例です。次いで尿路結石除去、前立腺癌の手術です。
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DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
040081xx99x0xx | 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし | 119 | 23.06 | 20.60 | 17.74% | 85.35 | |
040040xx99200x | 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 2あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 76 | 2.25 | 2.98 | 1.30% | 72.59 | |
040110xxxxx0xx | 間質性肺炎 手術・処置等2 なし | 40 | 24.68 | 18.65 | 5.00% | 74.50 | |
040040xx9900xx | 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし | 26 | 21.77 | 13.59 | 3.85% | 77.42 | |
030250xx991xxx | 睡眠時無呼吸 手術なし 手術・処置等1 あり | 25 | 2.04 | 2.03 | 0.00% | 61.92 |
- 呼吸器内科では、肺癌の入院症例が多いです。
- 間質性肺炎・誤嚥性肺炎等の入院症例も件数上位の疾患となっています。
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DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
050050xx0200xx | 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1 なし、1、2あり 手術・処置等2 なし | 320 | 2.86 | 4.26 | 1.53% | 74.18 | |
050050xx9920x0 | 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1 2あり 手術・処置等2 なし 他の病院・診療所の病棟からの転院以外 | 244 | 2.60 | 3.25 | 0.00% | 73.84 | |
050170xx03000x | 閉塞性動脈疾患 動脈塞栓除去術 その他のもの(観血的なもの)等 手術・処置等1 なし、1あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 78 | 5.26 | 5.21 | 8.86% | 75.90 | |
050130xx9900x0 | 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 他の病院・診療所の病棟からの転院以外 | 74 | 18.54 | 17.38 | 5.41% | 82.78 | |
050070xx01x0xx | 頻脈性不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術 手術・処置等2 なし | 71 | 3.79 | 4.57 | 0.00% | 66.77 |
- 心臓内科では、カテ-テルによる検査・治療を多く実施しています。
- 分類番号により分岐しているため上記に掲載されていないものも含めると、狭心症、慢性虚血性心疾患(陳旧性心筋梗塞など)は654件治療しています。
- 閉塞性動脈疾患としての全体件数は202件あり、うち動脈塞栓除去術は178件実施しています。
- 不整脈としての全体件数は178件あり、経皮的カテーテル心筋焼灼術は80件実施しています。
- 心不全の全体件数は231件です。
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DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
110280xx02x00x | 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 98 | 5.84 | 7.57 | 25.51% | 74.72 | |
180040xx97x1xx | 手術・処置等の合併症 手術あり 手術・処置等2 1あり | 72 | 16.96 | 33.87 | 41.89% | 76.83 | |
110280xx02x1xx | 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 手術・処置等2 1あり | 31 | 27.16 | 34.07 | 62.50% | 73.58 | |
050130xx9900x0 | 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 他の病院・診療所の病棟からの転院以外 | 22 | 11.59 | 17.38 | 9.09% | 76.09 | |
100393xx99xxxx | その他の体液・電解質・酸塩基平衡障害 手術なし | 20 | 21.00 | 10.25 | 9.52% | 78.45 |
腎臓内科は、慢性腎不全患者を受け入れており、特に関連の透析治療施設と連携し、対応しております。そのため、疾患により転院率が高くなっています。
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DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
160100xx99x00x | 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 37 | 6.22 | 8.38 | 8.11% | 52.16 | |
160690xx99xxxx | 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし | 30 | 10.10 | 19.34 | 86.67% | 81.13 | |
160100xx97x00x | 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 22 | 14.55 | 9.88 | 9.09% | 65.36 | |
161070xxxxx00x | 薬物中毒(その他の中毒) 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 22 | 3.14 | 3.62 | 4.55% | 38.64 | |
161060xx99x0xx | 詳細不明の損傷等 手術なし 手術・処置等2 なし | 20 | 1.80 | 2.86 | 0.00% | 40.55 |
- 胸腰椎圧迫骨折は、初期対応を行い、継続治療のため転院先と連携しています。
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DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
130030xx99x9xx | 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等2 9あり | 14 | 24.79 | 12.88 | 0.00% | 78.86 | |
130010xx97x9xx | 急性白血病 手術あり 手術・処置等2 9あり | 10 | 64.30 | 34.93 | 0.00% | 79.60 | |
130060xx99x4xx | 骨髄異形成症候群 手術なし 手術・処置等2 4あり | 10 | 25.80 | 9.80 | 0.00% | 76.80 | |
130060xx97x40x | 骨髄異形成症候群 手術あり 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし | - | - | 18.03 | - | - | |
130040xx99x5xx | 多発性骨髄腫、免疫系悪性新生物 手術なし 手術・処置等2 5あり | - | - | 16.12 | - | - |
- 血液内科では、悪性リンパ腫、白血病等の治療を実施しております。
- 「手術・処置2 9」はポライビーという抗悪性腫瘍剤(抗がん剤)です。点滴静注によって投与されます。
- 「手術・処置2 4」は、リツキサンという抗悪性腫瘍剤(抗がん剤)の分子標的薬です。点滴静注によって投与されます。
- 「手術・処置2 5」は、トレアキシンという抗悪性腫瘍剤(抗がん剤)です。点滴静注によって投与されます。
いずれも化学療法を実施しています。
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DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060340xx03x00x | 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 46 | 6.02 | 8.75 | 4.17% | 74.48 | |
060020xx04xxxx | 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 | 32 | 7.78 | 7.61 | 3.13% | 76.25 | |
060100xx01xxxx | 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 | 20 | 3.50 | 2.61 | 0.00% | 66.95 | |
06007xxx97x0xx | 膵臓、脾臓の腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2 なし | 15 | 6.00 | 11.65 | 0.00% | 74.93 | |
060350xx99x00x | 急性膵炎、被包化壊死 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 12 | 6.67 | 10.22 | 8.33% | 55.58 |
- 消化器内科では、胆管結石、胆管炎の症例が多くなっています。
この疾患は、一旦、治療して退院されても比較的再発しやすく、再度入院される患者さまが若干数おられる疾患です。 - (胃の悪性腫瘍)胃がんは、進行度StageⅠの症例で内視鏡による粘膜切除術治療による治療を行った件数です。
- 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍含む)は、内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術を実施している症例です。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
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初発 | 再発 | 病期分類 基準 (※) |
版数 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Stage I | Stage II | Stage III | Stage IV | 不明 | ||||
胃癌 | 44 | 5 | 16 | 18 | 10 | 11 | 1 | 8 |
大腸癌 | 23 | 24 | 44 | 22 | 19 | 24 | 1 | 8 |
乳癌 | 29 | 37 | 12 | 6 | 1 | 8 | 1 | 8 |
肺癌 | 55 | 20 | 37 | 81 | 12 | 57 | 1 | 8 |
肝癌 | 4 | 2 | 1 | 7 | 5 | 1 | 8 |
- 1:UICC TNM分類、2:癌取扱い規約
当院では、検査としてCT検査・MRI検査・マンモグラフィ検査・PET検査等を実施し、治療においては手術療法・化学療法・放射線療法・症状緩和的治療を実施しております。
再発症例について
DPC調査デ-タ定義の再発は、初回治療が完了した後に診療したものも含まれております。
不明症例について
検査入院・経過観察のみのため不明としています。
DPCの集計は入院治療を行った癌患者数のデータであり、外来で通院治療している患者さんの数は反映されていません。また、再入院の場合には同一の患者さんが複数回カウントされるので、いわゆる延べ人数になっています。したがって、表に示された数はそれぞれの癌患者さんの実数とは異なります。
胃癌:早期胃癌(ステージⅠ)は入院で行うESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)の件数が反映されて多くなっています。ステージⅡ,Ⅲは手術症例であり、ステージⅣ、不明、再発の項目は抗癌剤主体の治療あるいは緩和治療を受けられている患者さんの数と考えられます。
大腸癌:早期よりも進行癌が多く見えますが、ポリープ切除のあと退院後に病理結果が出てくる早期大腸癌の件数が含まれません。転移のあるStageⅢ,Ⅳの患者さんは、手術後に抗癌剤治療の対象となります。大腸癌の抗癌剤治療は外来で行われるので、このデータには反映されにくくなっています。抗癌剤治療の結果、以前と比べて予後は改善してきています。
乳癌:検診で発見される早期癌の比率が高い結果となっています。再発が少ない集計結果ですが、やはり長期的には一定の割合で再発があります。早期診断された場合は、当院では乳房切除後の乳房再建術併用に積極的に取り組んでいます。乳線で再発癌が少なく見えるのは、入院せずに外来で抗癌剤治療をする例が多いためと考えられます。
肺癌:当院の呼吸器内科・呼吸器外科では多くの肺癌症例を治療しています。進行肺癌に対する化学療法は繰り返し入院して行われることが多いため、再発の症例数が多くなっています。
肝癌:地域的には肝炎ウイルス陽性者が少なくないので、様々なステージの肝癌症例がみられます。肝機能が温存された症例では積極的に肝切除を行っており、多発例や肝機能障害例では経動脈的治療(TACE)、経皮的焼灼術(RFA)などを行っています。肝癌も肝炎が背景となるため、再発や、繰り返し入院することが多い癌です。
成人市中肺炎の重症度別患者数等
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患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | |
---|---|---|---|
軽症 | 14 | 9.43 | 60.00 |
中等症 | 36 | 15.78 | 82.22 |
重症 | 104 | 16.74 | 79.26 |
超重症 | 14 | 19.43 | 83.71 |
不明 | - | - | - |
- 重症度が高いほど高齢者が多く、在院日数が長期化する傾向があります。
脳梗塞の患者数等
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発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
---|---|---|---|---|
3日以内 | 266 | 22.28 | 78.46 | 33.08% |
その他 | 19 | 18.89 | 74.95 | 31.58% |
脳梗塞は、疾病分類においてI63に分類されます。
発症して3日以内に入院される患者が、全体の93.33%となっています。
平均年齢は、76.70歳です。
当院での急性期の治療後、回復期リハビリテ-ションが実施できる施設等への転院率は、32.33%です。
診療科別主要手術別患者数等
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Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K7151 | 腸重積症整復術(非観血的) | - | - | - | - | - | |
K9131 | 新生児仮死蘇生術(仮死第1度) | - | - | - | - | - | |
仮死蘇生術は、仮死状態(軽度から中等度の呼吸障害)で生まれた新生児に対する蘇生術です。
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Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K672-2 | 腹腔鏡下胆嚢摘出術 | 44 | 0.84 | 31.32 | 0.00% | 61.30 | |
K719-3 | 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 | 38 | 1.97 | 10.00 | 0.00% | 76.18 | |
K718-21 | 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) | 31 | 0.39 | 3.35 | 0.00% | 40.81 | |
K634 | 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) | 26 | 0.62 | 2.04 | 0.00% | 66.62 | |
K655-22 | 腹腔鏡下胃切除術(悪性腫瘍手術) | 21 | 1.76 | 10.86 | 0.00% | 77.24 |
- 胃癌、大腸癌に対して、主に腹腔鏡下手術を施行しております。
- 腹腔鏡下胆嚢摘出術は、胆のう結石症や急性胆のう炎の患者に対して多く行っており、患者さんの負担が少ない腹腔鏡下手術で実施しております。
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Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K0821 | 人工関節置換術(膝) | 130 | 1.32 | 17.28 | 73.85% | 74.46 | |
K0461 | 骨折観血的手術(大腿) | 121 | 21.12 | 32.79 | 61.16% | 82.02 | |
K0811 | 人工骨頭挿入術(股) | 86 | 5.93 | 17.84 | 75.58% | 83.90 | |
K1426 | 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(椎弓形成) | 70 | 2.04 | 15.66 | 38.57% | 70.54 | |
K0731 | 関節内骨折観血的手術(肘) | 50 | 4.22 | 22.14 | 44.00% | 73.46 |
- 整形外科で最も手術件数が多かったのは人工関節置換術(膝)130件です。
- 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(椎弓形成)は、脊椎センターにて脊柱管狭窄症の患者さんに対して多く行われます。
- 人工関節置換術(あるいは、人工骨頭挿入術は主に大腿骨頚部骨折に対して行われます。術前日数が長くなっておりますが、これは大腿骨骨折により緊急で来院した患者さんが 多いためです。)は骨折や加齢により関節が変形し関節の動きが悪くなった時に行われます。
- 手術後のリハビリは地域の連携病院で行うことが多いため、比較的転院率が高くなっています。
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Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K4442 | 下顎骨形成術(短縮) | 118 | 1.32 | 5.78 | 0.00% | 27.21 | |
K333 | 鼻骨骨折整復固定術 | 20 | 0.95 | 1.80 | 0.00% | 31.55 | |
K016 | 動脈(皮)弁術 | 17 | 2.24 | 12.24 | 0.00% | 53.12 | |
K0072 | 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) | 16 | 0.63 | 8.00 | 0.00% | 81.19 | |
K0063 | 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径6cm以上12cm未満) | 14 | 0.86 | 2.93 | 0.00% | 53.79 |
- 下顎骨形成術については、口腔外科医と共同して実施しています。
- 鼻骨骨折整復固定術は、鼻骨の骨折や外傷性斜鼻に適応されます。
- ゲル充填人工乳房を用いた乳房再建術(乳房切除後)は、乳腺外科の専門医と共同で施行されており、乳腺外科医による悪性腫瘍切除後、失ったり変形した乳房を形成外科医が新しく作り直すことで患者さんのQOL向上に努めています。
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Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K164-2 | 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 | 49 | 2.78 | 12.37 | 2.04% | 79.69 | |
K1742 | 水頭症手術(シャント手術) | 19 | 4.32 | 17.95 | 10.53% | 72.05 | |
K1692 | 頭蓋内腫瘍摘出術(その他) | 16 | 4.25 | 33.69 | 18.75% | 69.44 | |
K1771 | 脳動脈瘤頸部クリッピング(1箇所) | 15 | 2.53 | 38.93 | 40.00% | 62.60 | |
K178-4 | 経皮的脳血栓回収術 | 14 | 0.79 | 21.00 | 50.00% | 86.14 |
- 脳神経外科で手術件数が最も多いものは、慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術でした。これは、脳の保護膜である硬膜の下にできた血腫を取り除くために行われます。当院の救命救急センター・京都ERと緊密な連携をとっており、主に外傷により硬膜下血腫ができた救急患者さんに対して多く行っております。
- 水頭症手術(シャント手術)は、水頭症という脳脊髄液(脳全体を覆う脳保護液)の流れが滞ることで脳を圧迫してしまう疾患に対して行われます。水頭症は認知症の原因の一つであり、手術で治せる認知症として当院では積極的に治療に取り組んでおります。
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Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K514-23 | 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超える) | 22 | 2.36 | 7.77 | 0.00% | 70.55 | |
K514-21 | 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(部分切除) | 18 | 1.39 | 7.17 | 0.00% | 70.11 | |
K5131 | 胸腔鏡下肺切除術(肺嚢胞手術(楔状部分切除)) | 12 | 4.00 | 3.92 | 0.00% | 26.08 | |
K514-22 | 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(区域切除) | - | - | - | - | - | |
K5132 | 胸腔鏡下肺切除術(部分切除) | - | - | - | - | - |
- 呼吸器外科では肺癌や自然気胸、縦隔腫瘍などの疾患を中心に幅広く診療しております。肺に穴があく「気胸」という疾患に対する治療は、 主に呼吸器外科が担当しております。空いた穴が大きい場合は、ドレーンという管を胸腔内に入れることで肺を膨らませて治療をしますが、 それでも治らない場合は手術を行います。「胸腔鏡下肺切除術」は、胸腔鏡というカメラを用いて、穴を含んだ病変部分を切除することで自然気胸を 治療する手術です。手術前の入院期間はドレーンによる治療の期間を含むため、長くなっています。
- 肺癌に対しては、最新のハイビジョン内視鏡手術システムを用いた胸腔鏡下手術を導入し、身体への負担が少ない治療に取り組んでおります。
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Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K5522 | 冠動脈、大動脈バイパス移植術(2吻合以上) | - | - | - | - | - | |
K5551 | 弁置換術(1弁) | - | - | - | - | - | |
K5612イ | ステントグラフト内挿術(胸部大動脈) | - | - | - | - | - | |
K5612ロ | ステントグラフト内挿術(腹部大動脈) | - | - | - | - | - | |
K6153 | 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(その他) | - | - | - | - | - |
ステントグラフト内挿入術とは大動脈瘤の治療として行われる手術であり、開胸せずに経カテーテル的に治療を行うため患者さんの身体への負担が少ない手術として、
当院では積極的に取り組んでおります。
ステントグラフ内挿術では、関連診療科と関連病院心臓血管外科による合同チームで治療にあたり、
他院では手術困難なケースの治療や動脈瘤破裂に対する緊急手術も行っております。
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Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K7462 | 痔瘻根治手術(複雑) | 33 | 0.94 | 2.85 | 0.00% | 50.73 | |
K7434 | 痔核手術(脱肛を含む)(根治手術(硬化療法を伴わない)) | - | - | - | - | - | |
K747 | 肛門尖圭コンジローム切除術 | - | - | - | - | - | |
K7433 | 痔核手術(脱肛を含む)(結紮術) | - | - | - | - | - | |
- 肛門科で最も多いのは、痔瘻特に深部痔瘻の手術であり、肛門腺感染による瘻管形成、そして肛門内外の連絡を手術により治癒させます。在院日数も3日程度であり、全国平均入院日数よりかなり短い状況で対応しています。その為、術前、術後日数も短い状況です。
- 痔核手術について過度のいきみ、血行障害などにより生じる痔核の肛門外への脱出を手術により治癒させます。入院期間3日程度であり、痔瘻同様の術前、術後日数となっています。
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Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K8882 | 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡) | 32 | 0.97 | 3.94 | 0.00% | 47.22 | |
K877-2 | 腹腔鏡下腟式子宮全摘術(内視鏡手術用支援機器使用) | 28 | 1.00 | 4.61 | 0.00% | 47.00 | |
K8982 | 帝王切開術(選択帝王切開) | 25 | 2.36 | 5.96 | 0.00% | 32.40 | |
K8981 | 帝王切開術(緊急帝王切開) | 20 | 2.80 | 6.15 | 5.00% | 31.90 | |
K867 | 子宮頸部(腟部)切除術 | 18 | 1.00 | 1.00 | 0.00% | 41.83 |
帝王切開術とは、妊婦さんのお腹、子宮を切開してお腹の中の赤ちゃんを取り出す分娩の方法です。
予定または、緊急による帝王切開を合わせて54件実施しています。
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Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K2801 | 硝子体茎顕微鏡下離断術(網膜付着組織を含む) | 142 | 0.03 | 2.13 | 0.00% | 64.15 | |
K2821ロ | 水晶体再建術(眼内レンズを挿入)(その他) | 75 | 0.09 | 1.49 | 0.00% | 71.52 | |
K2802 | 硝子体茎顕微鏡下離断術(その他) | 41 | 0.05 | 1.98 | 2.44% | 66.34 | |
K2821イ | 水晶体再建術(眼内レンズを挿入)(縫着レンズ挿入) | 11 | 0.00 | 1.91 | 0.00% | 81.55 | |
K279 | 硝子体切除術 | - | - | - | - | - |
- 眼科で最も多いのは、硝子体顕微鏡下離断術です。網膜剥離や硝子体出血(糖尿病や高血圧などによる)、黄斑部の病気などが対象です。
眼内(硝子体腔)の出血や網膜表面の膜を取り去ったり、はがれた網膜(網膜剥離)を戻します。 - 水晶体再建術は白内障の手術です。濁った水晶体を取り除きますが、その代わりに人工の水晶体(眼内レンズ)を挿入します。これによって視力を取り戻し、モノが見えるようになります。
- 増殖硝子体網膜症手術も実施しています。
- ここに掲載された手術はいずれも入院の上で施行されたものです。当科では手術の80%以上が入院ではなく、日帰りの外来で施行されています。
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Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K3772 | 口蓋扁桃手術(摘出) | 32 | 1.00 | 7.75 | 0.00% | 23.28 | |
K340-6 | 内視鏡下鼻・副鼻腔手術4型(汎副鼻腔手術) | 19 | 1.00 | 3.16 | 0.00% | 49.74 | |
K340-5 | 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) | 11 | 1.00 | 3.00 | 0.00% | 54.00 | |
K344 | 経鼻腔的翼突管神経切除術 | - | - | - | - | - | |
K4611 | 甲状腺部分切除術、甲状腺腫摘出術(片葉のみ) | - | - | - | - | - |
- 口蓋扁桃手術は、扁桃炎、睡眠時無呼吸症候群などの症例に対して扁桃を摘出する手術です。
- 内視鏡下鼻・副鼻腔手術については、慢性副鼻腔炎等に行われる手術です。
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Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K8036イ | 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用) | 100 | 1.13 | 3.76 | 1.00% | 76.71 | |
K7811 | 経尿道的尿路結石除去術(レーザー) | 45 | 2.69 | 3.56 | 4.44% | 65.89 | |
K783-2 | 経尿道的尿管ステント留置術 | 38 | 0.58 | 5.00 | 2.63% | 70.61 | |
K841-21 | 経尿道的レーザー前立腺切除・蒸散術(ホルミウムレーザー等使用) | 25 | 1.76 | 6.48 | 0.00% | 75.68 | |
K843-4 | 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いる) | 22 | 2.27 | 12.36 | 0.00% | 69.27 |
泌尿器科では、膀胱癌に対して、手術用内視鏡を用いて膀胱腫瘍を切除する治療を実施しており、最も多い症例数となっています。
膀胱癌の手術同様に、内視鏡を膀胱内に入れて尿管の中にはまり込んだ結石 あるいは腎臓の中の結石を破砕する手術も実施しています。
経尿道的尿管ステント留置術は、尿管の閉塞による通過障害となっている状態を改善するために、尿道からステントを設置することにより改善するものです。
前立腺癌、腎臓癌については患者さまへの侵襲が少ない腹腔鏡で手術を行います。
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Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K616 | 四肢の血管拡張術・血栓除去術 | 179 | 1.63 | 14.44 | 20.67% | 76.06 | |
K5493 | 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) | 150 | 1.31 | 1.92 | 1.33% | 73.99 | |
K5481 | 経皮的冠動脈形成術(高速回転式経皮経管アテレクトミーカテーテル) | 95 | 1.92 | 2.61 | 4.21% | 74.92 | |
K5463 | 経皮的冠動脈形成術(その他) | 66 | 1.17 | 1.15 | 1.52% | 74.74 | |
K5951 | 経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺、心外膜アプローチ) | 62 | 1.71 | 2.56 | 0.00% | 67.63 |
- 四肢の血管拡張術・血栓除去術は、四肢動脈の閉塞病変に対して実施されているものです。治療としては、大腿あるいは、上腕動脈を穿刺し、ガイドワイヤ-等を用い、狭窄または閉塞部を貫通し、バル-ンカテ-テルで拡張するものです。
- 心臓内科で経皮的冠動脈ステント留置術は、狭心症に対して行われる手術で最も多い件数となっています。治療としては狭くなった冠動脈を血管の内側から広げるために行う低侵襲的な治療を行い、ステントという拡張可能な小さいメッシュ状の金属の筒を血管に留置して、血管の開通性を保持し再閉塞を予防します。
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Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K6121イ | 末梢動静脈瘻造設術(内シャント造設術)(単純) | 161 | 3.11 | 5.84 | 26.09% | 74.94 | |
K6147 | 血管移植術、バイパス移植術(その他の動脈) | 151 | 7.96 | 9.58 | 48.34% | 76.38 | |
K616-41 | 経皮的シャント拡張術・血栓除去術(初回) | 70 | 2.26 | 3.49 | 30.00% | 77.63 | |
K635-3 | 連続携行式腹膜灌流用カテーテル腹腔内留置術 | 10 | 3.90 | 7.00 | 60.00% | 63.30 | |
K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) | - | - | - | - | - |
腎臓内科では、血管移植術、バイパス移植術により患者さまが血液透析を行うために体内からたくさんの血液を連続的に取り出す必要があり、そのため、手首などの動脈と静脈を結びつけ、血流量の多い太い静脈をつくる手術をし、血液を取り出しやすくします。これがシャントです。このシャントの設置のため、またシャントの機能が低下すると修復することが必要なため、手術を実施します。
(1入院期間中に複数手術を行った場合は、主たるもののみ計上しているため、診療科のご案内に掲載している手術件数とは異なります。)
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Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K688 | 内視鏡的胆道ステント留置術 | 42 | 0.76 | 6.17 | 4.76% | 76.17 | |
K6532 | 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍胃粘膜) | 32 | 1.00 | 5.97 | 3.13% | 76.41 | |
K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) | 22 | 1.00 | 1.55 | 0.00% | 67.41 | |
K6871 | 内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみ) | 20 | 1.10 | 3.65 | 5.00% | 76.45 | |
K721-4 | 早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術 | 15 | 1.00 | 5.20 | 6.67% | 66.07 |
- 内視鏡的粘膜切除術は、小さながんに適応されます。電気メスを用いてがんを切除します。電気メスというと「痛そう」と思われる方もおられるでしょうが、幸い、消化管の粘膜には皮膚にあるような痛みを感じる知覚神経はありませんので、電気メスで粘膜を切開しても痛みを覚えることはありません。内視鏡治療では、おなかに傷をつけることなく、また、消化管の機能を損なうことなく、治療できるメリットがあります。
- 乳頭切開術は、総胆管結石や十二指腸乳頭狭窄等に適応されます。
- 消化器内科では、大腸ポリ-プに対して内視鏡を用いて粘膜切除術を行います。基本的には、切除後翌日退院となります。
- 胆道ステント留置術は、胆管や膵管が狭窄して、胆汁の流れが悪くなっているときに、胆管にステントという管を入れて、胆汁の流れを良くする治療です。膵癌や胆管癌などの胆道狭窄に対して行われる内視鏡手術であり、平均術後日数が6.17日となっているのは、繰り返し胆道の閉塞によりステント留置する場合があるため、術後日数が他の手技より長期化しています。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
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DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
---|---|---|---|---|
130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | 2 | 0.02% |
異なる | 9 | 0.09% | ||
180010 | 敗血症 | 同一 | 60 | 0.59% |
異なる | 35 | 0.34% | ||
180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | 1 | 0.01% |
異なる | 0 | - | ||
180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | 300 | 2.95% |
異なる | 0 | - |
敗血症は、肺炎や尿路感染症などの感染症が原因となり生命を脅かす程の臓器障害を生じた状態のことです。
背景に、高齢、認知症、脳卒中、糖尿病、悪性腫瘍、手術後、肝腎疾患、膠原病などが存在する傾向にあります。
手術・処置等の合併症については、透析患者のシャント作成後の合併症、CAPDカテーテル留置術後の合併症が含まれます。
リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
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肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが 「中」以上の手術を施行した 退院患者数(分母) |
分母のうち、肺血栓塞栓症の 予防対策が実施された患者数(分子) |
リスクレベルが「中」以上の手術を 施行した患者の肺血栓塞栓症の 予防対策の実施率 |
---|---|---|
1,327 | 1,278 | 96.31% |
血液培養2セット実施率
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血液培養オーダー日数(分母) | 血液培養オーダーが1日に 2件以上ある日数(分子) |
血液培養2セット実施率 |
---|---|---|
5,044 | 3,989 | 79.08% |
広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
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広域スペクトルの抗菌薬が 処方された退院患者数(分母) |
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日 までの間に細菌培養同定検査が 実施された患者数(分子) |
広域スペクトル抗菌薬使用時の 細菌培養実施率 |
---|---|---|
607 | 543 | 89.46% |