血液内科
概要

石橋 孝文
不治の病の印象が強い血液疾患ですが、近年、分子標的薬などの進歩が見られ、治療成績が向上してきています。びまん性大細胞型リンパ腫では60〜70%、急性骨髄性白血病でも30%程度の長期生存率が得られており、治癒困難とされる多発性骨髄腫や骨髄異形成症候群においては、生活の質を保ちながら暮らせる生存期間が2倍以上に延びてきています。
特色
日本血液学会血液研修施設であり、血液専門医による最新の標準的薬物療法を実施しています。種々の合併症をおもちの高齢患者さんに対してはいたずらに治癒にこだわらず、バランスの取れた治療を行います。
造血幹細胞移植の必要な場合は、京都大学医学部附属病院など、関連の病院を紹介しています。
2023年の診療実績
1年間で入院加療された患者さんの数:126人
- B細胞性リンパ腫:29件
- その他:29件
- 骨髄異形成症候群:21件
- 急性骨髄性白血病:20件
- 多発性骨髄腫:17件
- その他のリンパ腫:7件
- 特発性血小板減少性紫斑病:2件
- 骨髄NK細胞白血病:1件