PET-CT画像診断センター

概要

部長
友井 正弘

最適な治療は精確な診断なくしてはあり得ません。PET-CTのみではなく、全ての画像をきめ細かく検討し、また、他診療科とも協力し合って、より正確な診断を心掛けております。もし、検査の保険適用の有無、そのほか疑問点がありましたらお気軽に声をお掛けください。

PET-CT

PET-CTは、病巣部の活動性を診断する「PET画像」と、細かな位置情報を見つける「CT画像」が一つになったシステムです。
PETの機能(臓器の働きの検査)と、CTの機能(臓器の形態検査)が一体化したもので、両者の画像を融合することにより、がん組織の大きさや進行の度合いがわかり、様々な疾患を高い精度で評価することができます。

特徴

  • 苦痛が少ない
    薬剤を注射して安静にした後、20分ほど撮影を行うだけです。
  • 一度の検査で全身撮影
    PET検査では、一度の検査で全身の状態を調べることができます。
  • 組織の活動状態がわかる
    薬剤の集まり具合で、組織の活動を見たり、良性・悪性を識別することができます。

早期胃がんを除くすべての悪性腫瘍を対象に診療を行っていますが、がん病変の有無をみる“がん検診”にも積極的に取り組んでおります。

ドパミントランスポータシンチ(DAT)検査

当センターではPET/CT検査のほか、種々の核医学検査(脳血流、心臓、骨シンチなど)も実施しております。その一つにドパミントランスポーター(DAT)検査があります。これは線条体におけるドパミントランスポーターの分布密度を反映させる検査であり、パーキンソン症候群や認知症の鑑別診断に利用されています。