脳卒中集中治療室
SCU(脳卒中集中治療室)のご案内
2013(平成25)年10月にSCUを開設し、脳卒中の治療をこれまで以上に充実させています。12床の治療ベッドと、脳神経内科医、脳神経外科医、専任看護師、専従理学療法士もしくは専従作業療法士が、24時間体制で患者さんの治療に当たります。
- 24時間365日体制で脳卒中患者に対応
- 専門医・専属スタッフが常駐
SCUとは?
SCU(Stroke Care Unit:脳卒中集中治療室)とは、脳卒中を起こして間もない期間、病態が不安定な脳卒中患者さんに対して、効率的な初期治療を行う病棟のことです。SCUでは、脳卒中の専門医師に加え、看護師、リハビリテーション(以下リハビリ)スタッフなどの複数の医療専門職で構成される専門のチームが、リハビリを含む診断・治療を行う体制をとっております。2015年に発表された脳卒中治療ガイドライン(日本脳卒中学会)では、SCUで治療することにより、死亡率および再発率の低下、入院期間の短縮、自宅退院率の増加、長期的な日常生活動作と生活の質の改善を図ることができると、明記されています。
SCUでできること
脳卒中は、以下のように分けられます。
- 脳に栄養や酸素を供給する血管が閉塞して栄養が届かなくなった領域がダメージを受ける脳梗塞
- 脳の血管が高血圧などで破れることで生じた血腫が脳にダメージを与える脳出血
- 脳の血管に動脈瘤という瘤(こぶ)ができて、ここから出血するくも膜下出血
現在、血管の閉塞による脳梗塞では、血栓を溶かす薬による点滴治療(血栓溶解療法)のほか、血管にカテーテルを通して血管を拡張したり血栓を除去したりする治療(血管内治療)が、状態に応じて施行可能です。
対応可能な疾患
急性期の脳血管疾患(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血など) など
お問い合わせ
洛和会音羽病院 地域連携課 コールセンター
フリーダイヤル
0120-607-489