緩和ケア病棟
緩和ケア病棟について
洛和会音羽病院は、2019(平成31)年4月に14床の緩和ケア病棟を開設しました。緩和ケア病床では、京滋地区におけるがん緩和のケアステーションとして、身体的・精神的なつらさを緩和し、在宅で生活できるよう、患者さんとご家族をサポートいたします。
がん終末期の緩和ケアのみならず、院内の各部門、在宅サービス、かかりつけ医との連携を密にしながら、在宅緩和ケアの拠点としてのニーズにも応えています。
緩和ケア病棟のご紹介
動画にて、緩和ケア病棟の様子をご紹介しています。
緩和ケアチーム
薬剤を使用したがんの痛みの緩和だけではなく、心の痛みに対しても緩和を図ります。患者さんにその人らしく過ごしていただきながら、ご家族にも安心していただけるよう、ご希望をお伺いし、ケアいたします。
身体的・精神的なつらさを担当する医師、緩和ケアを担当する看護師、薬剤師、公認心理師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、管理栄養士、医療ソーシャルワーカー(MSW)、歯科衛生士、音楽療法士など、多職種で構成された専門職チームにより、患者さん・ご家族の生活の質の向上を目指します。
多職種で構成された洛和会音羽病院 緩和ケア病棟の専門チーム
病室
入院していただく病室はすべて個室で、トイレが設置されています。大きな窓の明るいリビングルームほか、特別浴室や瞑想室、患者さんのご家族が使用できる家族控え室などがあり、ゆっくりと過ごしていただけます。
- 有料個室:1室(18,200円/日)
- 無料個室:13室
入院基準
- がんにより体や心などのさまざまなつらさがある。
- 病名や病状について理解していることが望ましい(理解していない場合は、求めに応じて病名・病状を適切に説明します)。
- 緩和ケア病棟への入棟を希望されている。
- 抗がん剤などの積極的な治療を行わないことに同意されている(つらさをやわらげるための治療はこれにあたリません)。
その他、在宅療養中の休息(レスパイト入院)や在宅療養へ移行するための準備(短期入院)にも対応しています。
レスパイト入院とは
介護される方の病気やけが、出産などご家族の事情で在宅での生活が困難になった場合の一時的な受け入れを「レスパイト入院」といいます。そのような方を支援するため、緩和ケア病棟に短期間、入院していただけます。
在宅療養の継続へつながるようお手伝いさせていただきます。
在宅ケアと
緩和ケア病棟
緩和ケアは、在宅でも訪問診療や介護サービス(訪問看護/介護など)を使って受けることができます。「家で過ごしたい」と希望される患者さんにとって、住み慣れた自宅でケアを受けることには大きな利点があります。
一方、病院では24時間看護師がそばにいるので、症状の変化に迅速な対応が可能です。また、患者さんが自分らしく過ごせるようにさまざまな職種による専門的なケアが行われるのもメリットです。医師、看護師をはじめ、音楽療法士や公認心理師などが、入院時の心のケアを行います。
これら病院・在宅の特徴を捉えた上で医療・介護サービスを上手に選び、状況に応じて使い分けていただければと思います。
当院の緩和ケア病棟の特徴
当院ならではの心のこもったサポートで、患者さんとそのご家族に寄り添います。
- 面会の制限を少なくしています。ご自宅のペットにも会えます。
- 理学療法士によるリハビリテーションが受けられます。
- 介護者の負担軽減を目的としたレスパイト入院や、在宅療養へ移行するための短期入院にも対応しています。
- 音楽療法を取り入れており、週に1回リビングルームで行われる集団セッションのほか、希望があれば個別にも承っています。
音楽療法による緩和ケア
音楽療法は、音楽のもつ働きを利用して患者さんやご家族に、身体的・心理的・社会的な援助としてサポートするセラピーの一つです。
緩和ケア病棟では、週に1回の集団セッション(午前/45分間)と、ご希望に合わせて実施する個人セッションとがあり、いずれも患者さんやご家族がお好きな音楽・思い出の音楽を伺いながら、進めていきます。
研究センターについて
緩和ケア病棟へ
入院するには
緩和ケア病棟に入院を希望される患者さんは、まずかかりつけ医、ケアマネジャーにご相談ください。 患者さんとご家族に入院相談外来を受診していただく必要があります。患者さんご本人が来院できない場合は代理のご家族のみでも受診していただくことができます。まずは見学のみのご相談も受け付けております。
- がん治療中であっても入院相談外来を申し込むことは可能です。
入院までの流れ(医療機関・ケアマネジャーの方へ)
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緩和ケア病棟質問票・紹介状を作成し、地域連携課へお電話・FAXにてご連絡ください。
フリーダイヤル:0120-607-489(医療機関専用予約ダイヤル)
FAX:075-593-4160入院相談アンケートは患者さんにお渡しし、面談当日にご持参いただくようにお伝えください。
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地域連携課と入院相談外来の日程を調整します。
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地域連携課と入院相談外来の日程を調整します。
- 紹介状
- 緩和ケア病棟質問表(医師記入用)
- 画像データ
- ADL表
- 入院相談アンケート
- 5.入院相談アンケートは患者さんがご持参ください。
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入院相談外来受診
入院相談外来を受診すると、緩和ケア病棟に登録となります。
緩和ケア入院面談料:5,500円
- ただし、在宅療養中の患者さん本人が面談を受けられる場合は、保険診療となり上記費用は不要です。
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入院希望時
登録後、実際に入院を希望される場合はご連絡ください。
入院判定会議を行い、患者さんの状態やベッドの空き状況に合わせて入院日を調整いたします。 -
入院
緩和ケア病棟への
外来予約・入院予約
必要に応じて、症状緩和のための外来も設定しております(薬物療法・神経ブロックの相談など)。 地域連携課へご連絡ください。
洛和会音羽病院 地域連携課
電話番号
フリーダイヤル: 0120-607-489 (医療機関専用予約ダイヤル)
TEL: 075-593-7725 (直通)
FAX: 075-593-4160
受付時間
8:30~20:00 (月~金曜日)
- 日曜日、祝日・年末年始(12月30日~1月3日)を除く
緩和ケアに関する
その他のお問い合わせ
洛和会音羽病院 がん相談センター
電話番号
075-593-4175 (直通)
受付時間
9:00~17:00 (月~土曜日)
- 日曜日、祝日・年末年始(12月30日~1月3日)を除く
がん相談センター