- 不眠症(睡眠障害)治療に最も有効な心理療法です。
- お薬を使わない方法です。
- 自分にあった眠り方・正しい睡眠の知識が学べます。
- 睡眠を整えるための具体的方法を学べます。
- 睡眠薬を減らすことに役立ちます。
不眠症(睡眠障害)に対する
認知行動療法のご案内
不眠症(睡眠障害)の認知行動療法外来開設にあたって
睡眠障害に対する認知行動療法は、睡眠障害のうち、慢性不眠障害、概日リズム睡眠覚醒障害、睡眠時無呼吸症候群、不眠症に対して効果が報告されています。
不眠症に対する認知行動療法(CBT-I)は治療手順が確立され、American Physician’s Association(APA)において、慢性不眠症治療の第一選択に推奨されています。
CBT-I は不眠症治療として海外で広く認知されていますが、日本ではまだ十分に認知されておらず、一部の睡眠クリニックや睡眠外来で実施されているのみで、多くの医療機関では薬物療法が主流となっています。
「良い睡眠は良い心身の状態につながる」をスローガンに、不眠症(睡眠障害)に対する認知行動療法外来を開設しました。
当院では認知行動療法の専門家である心理療法士(公認心理師・臨床心理士)が担当します。心理療法の外来として、不眠症に対する認知行動療法の外来を開いている医療機関は全国的にみてありません。
当院臨床心理室の外来がご自身の不眠症の改善の一助になれば幸いです。
不眠症(睡眠障害)に対する認知行動療法とは?
認知行動療法では、問題を解決するために、考え方や行動のパターンを変えることを目指します。
例えば、不眠症の人の場合、「眠らないといけない」と考えて「ベッドで横になり続ける」という行動がよく見られます。このような考えと行動の関係が、よけいに寝られないという問題を作り出している場合は、睡眠の捉え方を変え、ベッドで横になる行動を別の行動に置き換えます。
このように、認知と行動を心理学的に分析して、行動変容を促していく方法を、認知行動療法といいます。
そして不眠症の認知行動療法とは、不眠を改善するために手続きが工夫された認知行動療法を指します。
不眠症(睡眠障害)の認知行動療法の特徴
不眠症(睡眠障害)を対象にした認知行動療法は、一人ひとりの睡眠パターンを見ながら、 その人の生活にあった対策を考えていきます。同時にリラクゼーション法や睡眠スケジュール法など、 不眠症の改善に役立つ専門的な方法を一緒に学びます。その他、以下のようなポイントがあります。
認知行動療法の料金
料金:自費診療(保険適用外)
対象 | 不眠症の子ども・大人 |
---|---|
頻度 | 1クール6セッション(希望者は7セッション目以降も実施可能) |
料金 | 1回6,600円(自費) |
実施スケジュール
スワイプ
1回目 | 認知行動療法とは |
|
---|---|---|
2回目 | 不眠症の理解 |
|
3回目 | リラックス法 |
|
4回目 | 睡眠スケジュール法① |
|
5回目 | 睡眠スケジュール法② |
|
6回目 | まとめ |
|
7回目 | 希望者にフォローアップ |
予約方法
お問い合わせ
予約センター(フリーダイヤル)
電話番号
0120-489-300
受付時間
8:30~17:00 (月〜金曜日)
- 土・日曜日、祝日、年末年始(12月30日~1月3日)を除く
はじめて利用される方
- 予約センターに電話をします。
- ご都合の良い時間帯で初回カウンセリングの予約を取ります。
洛和会音羽病院の診療科を受診中の方
当院の診療科を受診中の方は、「はじめて利用される方」の予約方法に加えて主治医を通して予約を取ることもできます。主治医にご相談ください。
その他ご質問
Q1
公認心理師とはどのような資格ですか
心理専門職の国内唯一の公的資格です。2018年に公認心理師資格制度が開始しました。
2022年までは移行措置のためもともと心理専門家として活動していた人だけでなく、幅広い職種の人が受験可能です。
そのため、カウンセリングを受ける人も、その心理専門家が臨床心理士資格を持っているか、あるいはどのような臨床経験があるかを吟味する必要があります。
その点で、当院の公認心理師はすべてのスタッフが、心理臨床に関する専門知識と豊富な臨床経験を有しているため、皆様には安心してご利用いただけます。
Q2
臨床心理士とはどのような資格ですか
その歴史は古く1988年に資格制度が開始し、今日までに数万人の有資格者がいます。
公認心理師制度が開始されるまでは、臨床心理士資格が心理専門家の主たる資格でした。 臨床心理士の資格を得るには指定大学院にて修士の学位を取得し、専門試験に合格する必要があります。